変形性股関節症の痛みの治しかた

痛みの原因別から見た変形性股関節症の痛みを治す方法

 

 

痛みの原因が大きく分けて2種類あるわけですから、原因に応じた対処を意識することで、より効果的に痛みをコントロールしていくことができます。

 

 

ある程度進んだ変形性股関節症の場合、両方の痛みが起きていることがほとんどと考えられます。

 

そのため、ストレッチなどは行いつつも、まず軟骨の再生に注力し、軟骨の再生がある程度進み、骨同士の刺激による激痛がある程度緩和されてきたと感じられるようになった段階で、腱や筋肉のストレッチによる軟部組織の痛みへの対処を増やしていく事が効果的だと考えられます。

 

なぜなら、骨同士が刺激しあう痛みは、刺すような鋭い痛みがゴリゴリと来るため、その痛みを押してストレッチを行うことは、まず大変な苦痛を伴います。

 

そして何よりも、そのような痛みは骨や軟骨部分への負担と悪影響が大きく、それらの痛みは症状をさらに悪化さることの警鐘以外のないものでもないからです。

 

そのような痛みがあるときには関節の隙間を拡げるように足を下に引っ張るなど、とりあえず骨から来る痛みを和らげる動作を取るとともに、関節に荷重をかけずに関節を小刻みに動かす動作が有効です。(いわゆる貧乏ゆすりです)

 

 

骨同士の痛みがあるうちは、極力痛みを避け、関節への負担をなくすような生活に留意する必要があります。
お医者さんによっては「痛みのあることは絶対にするな。」と言う方もおられます。

 

 

しかし歩いたり、立ち座りをせずに生活しようと思うと寝たきりの生活、つまり入院でもしないと無理で、社会生活を営むことができなくなってしまいますので、生活する上での最低限の動作は行いつつ、痛いことは避ける、という生活を留意することが大変重要です。