体の痛みを摂る指圧とストレッチ

変形性股関節症の痛みのうち、腱の拘縮や筋肉のコリなどが原因の痛みは指圧やストレッチなどでかなり緩和することができます。

 

 

変形性股関節症になると、痛みを避けようとするため、外出を控えるようになったり、部屋の中でも立ち座りの動作を少なくしてしまうため活動量が減り、どうしても関節を動かさなくなります。

 

これは関節を支える筋肉が細る原因になり、ますます関節軟骨への負担が増える悪循環になります。

 

また、動かさないことにより関節を支えるじん帯や腱の拘縮も招きますので、ますます関節の可動範囲を狭めることになり、さらに関節が動かしにくくなるという悪循環にもつながります。

 

これを避けるため、貧乏ゆすりによる軟骨再生を図りながら、関節周りの腱やじん帯、筋肉のケアのため指圧やストレッチが効果があります。

 

ストレッチやマッサージは、理想としては数多くの経験や知見を持つ方に施術してもらい、その方からその方法を教えてもらうのがベストです。

 

しかしそのような方が近くにいない場合、そのような方の施術をDVDで見ながら自分で行うこともできます。

 

マッサージなどしたことがない方でもDVDを見ながら見よう見真似でやってみると、だんだん効くポイントが判ってきます。
マッサージの種類によっては一人では行いにくいものもありますが、ご家族などに手伝っていただくのも良い方法です。

 

これらのマッサージの中には、痛みの軽減に即効性があり、10分程度の指圧やマッサージでそれまでの激しい痛みがしばらくの間は緩和できるものがある点です。

 

もちろんそのマッサージで軟骨が再生する訳ではありませんが、痛みの原因が軟骨周辺の筋肉や腱などのコリや拘縮、血行不良から来ている場合には顕著な効果があります。
マッサージでコリなどをほぐすことで痛みが緩和するわけです。

 

軟骨再生による根本治癒にはどうしてもある程度の時間がかかります。

 

健康ゆすり器(自動ジグリングマシン)は軟骨再生を加速させる効果が認められています。
それでも痛みの軽減や、痛みがなくなり日常生活の改善を実感できるようになるのに、早い人で半年、症状がかなり進んでおり、大腿骨骨頭に大きな骨嚢胞ができるまで症状が進んだ方では 1年~1年半くらいの期間を見込んでおいた方が良いでしょう。

 

それまでの間、激痛を緩和する手立ての一つとしてストレッチやマッサージは有効です。